Re: テーブルの平面度? -
hiro 2020/06/22(Mon) 04:44
No.1498
素晴らしい自作フライスですね。
高さが+0.05ということはダイヤルゲージの針が小さくなるということでしょうか。
基本的なことだと思いますがテーブルの水平は出ているでしょうか。
よくわかりませんが、負荷がかかった状態でわずかに歪みが出ているということなんでしょうか。
Re: テーブルの平面度? -
tsuzuki 2020/06/22(Mon) 10:50
No.1499
Bonさん、hiroさん、こんにちは
私もこういった事例の経験があるわけではありませんが、いろいろ考えてみました。
まず
ダイアルゲージがy=300で0.05を示すのならやはりそこは0.05o位置がずれていることは間違いない事実だと思うのです。
(れが事実でなければ測定そのものの意味がなくなってしまいます。)
テーブルが傾いていてもあるいは門の高さが違っていても、原因はいろいろあるかと思いますが、とにかくY=0の地点とは0.05違う。
しかしエンドミルで切削すると高さは等しく削れる。
ということはエンドミルの先端位置はダイアルゲージの先端位置と違うところに来ているとしか言えないと思うのです。
でなければ0.05の差は出ない。
この違いをどう考えるかなのでは。
エンドミルで切削のほうがダイアルゲージの移動より遥かに負荷がかかっている。
この負荷でエンドミルの先端がわずかに逃げているのでは。
結論としてはhiroさんと同じになってしまいました。
エンドミルの先端位置が負荷で変わる=スピンドルにわずかな逃げがある、スピンドルモーター全体がわずかに逃げるなどが考えれラれそうな気がするのですが。
テーブルとÝ軸方向の平行度はずれている。
負荷がかかり軸の逃げでたまたま被削物の厚さは全部同じになった。
こんな感じではどうでしょう?
・・の考え休むに似たりにならないといいのですが。
Re: テーブルの平面度? -
tsuzuki 2020/06/22(Mon) 11:10
No.1500
追伸です。
私の書いた推論はÝ軸プラス方向に動くときにのみエンドミルが逃げ、マイナ方向に動くときは逆の動きをするという
おかしな理論が含まれていますね。
Re: テーブルの平面度? -
Bon 2020/06/22(Mon) 11:32
No.1501
hiroさん、tsuzukiさん、おはようございます
説明不足だったかと思いますが、Y300に近づくとダイアルゲージは+方向に動きます。
テーブル面とスピンドルの距離が小さくなる方向です。
もう一度チェックしました;
(1) テーブルにストレッチを載せるとXY共に直線度は出ています(=ストレッチとテーブルの間には0.01mmのシムは入らない)
(2) Y方向にストレッチを載せ、その上をダイアルゲージを走らせると、Y250あたりから指針がふれ始めY280あたりで+0.03〜+0.04になる
(3) 12mmアルミ端材をY280に固定して6mmエンドミルで浅い溝を掘り(Z0.03程度)、Y20で同じ角材でそのすぐそばに同じように溝を掘った
(4) 削った部分の厚さがデジタルノギス(ミツトヨ、1/100表示)で全く同じ!!
上記(1)(2)からすると、Y軸ビームがX+側から見て右下がりになっているはずで、その通りならY280あたりで加工した部分が0.03〜0.04薄くなると思うんで、
(4)の結果が理解できないんです。
理解できなくても実害が無いのでOKとすればいいのですが、何ともスッキリしません。
変なところに拘るじいちゃんの意味不明な投稿として、ご放念ください。
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Re: テーブルの平面度? -
hiro 2020/06/22(Mon) 16:25
No.1502
考え違いをしているかもしれませんが、図のようにエンドミルが矢印(奥)方向に進むときにワークは下に押されるような気がします。
そうだとするとY0側とY300側で歪み量が違うということが考えられると思います。
Y300側での剛性(Y軸位置によるひねりに対する剛性)がY0側より小さいために同じ高さで削られるのではないか?
この考えが合っているとすると、Y300側から反対に手前側に削った場合にワークは上に引かれるのではないかと思いますので削られたワークの高さに違いが出てくると思うんですが。
Re: テーブルの平面度? -
hiro 2020/06/22(Mon) 16:41
No.1503
すみません。Y300側から反対に手前側に削った場合でもワークが上に引かれることはないですよね。
ただ、下に押す力が違うかもしれませんので、高さが違ってくる可能性があると思います。
Re: テーブルの平面度? -
Bon 2020/06/22(Mon) 19:11
No.1504
hiroさん、
真剣に考えてくださってありがとうございます。
前の写真が汚くて見難いですが、いずれも削る時にY方向で往復させており、切削抵抗の影響を考えて切り込みは0.03程度です。
6mmエンドミル(新品ではないですが、ピンカドは傷んでいません)回転数約6800PRM、送り450mm/minですので
Y方向の切削抵抗は多少あるはずですが、Z方向に力がかかるのは考え難いのではないでしょうか?
試しにZ軸駆動モータの上に2.6Kgfのヤンキーバイスを載せてみましたが、Y全長にわたってZ方向の変形は0.01以下でした。
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Re: テーブルの平面度? -
hiro 2020/06/22(Mon) 19:25
No.1505
どうも、CNCも持っていないんですが素人知識で投稿して申しわけない。
この掲示板はとても勉強になります。ありがとうございました。
Re: テーブルの平面度? -
tsuzuki 2020/06/23(Tue) 16:39
No.1506
Bonさん hiroさんこんにちは
>変なところに拘るじいちゃんの意味不明な投稿として、ご放念ください。
この問題面白いですね〜。私もじいさんです。面白くてうずうずしてしまいます。
(1) テーブルにストレッチを載せるとXY共に直線度は出ています(=ストレッチとテーブルの間には0.01mmのシムは入らない)
(2) Y方向にストレッチを載せ、その上をダイアルゲージを走らせると、Y250あたりから指針がふれ始めY280あたりで+0.03〜+0.04になる
(3) 12mmアルミ端材をY280に固定して6mmエンドミルで浅い溝を掘り(Z0.03程度)、Y20で同じ角材でそのすぐそばに同じように溝を掘った
(4) 削った部分の厚さがデジタルノギス(ミツトヨ、1/100表示)で全く同じ!!
(1)からテーブル面の平面度は出ているといっていいかと思います。
そして(2)からはやはり0.03とか0.04oテーブル面が傾いていないとこういう結果にはならないと思うのです。
ストレートエッジの面が直線でなければストレートエッジの意味がないですし、ストレートエッジはそのためだけにあるわけですから。
そしてもしダイアルゲージの先端の計測点とエンドミルの先端が同じ軌跡を通るならY=300付近では0.03とか0.04余計に削れてしまうはずです。
ところが削れていない!
やはり何らかの原因で刃物が逃げているのではないでしょうか。
被削物がちょっともったいないかもしれませんが300oX15oX4tくらいのアルミ棒を用意してこれをテーブル上に固定して、
まずその上をダイアルゲージを走らせて計測し、その後Y=0付近と300付近を切削してみてはどうでしょう。
ダイアルゲージの差と同じ分だけ削れに差が出るならテーブルが傾いている。
0と300で切削量に差が出ないなら何らかの原因で刃物の先端が逃げている。(移動している)
これである程度原因のすみわけができないでしょうか。
くどくて済みません。
Re: テーブルの平面度? -
hiro 2020/06/24(Wed) 06:44
No.1507
おもしろいので、性懲りもなくまた投稿させてもらいます。
まとめていただいたチェック結果の(1)と(2)から
下のように推測してみました。
(1)からテーブルは水平と考えられる。
(2)のY250あたりから指針がふれ始めY280あたりで+0.03〜+0.04になる
ということから、距離に比例してずれていないらしい。
そこで(2)のずれが生じる原因として次のA,Bかそれが複合しているということが考えられると思います。
A. テーブルの下のX軸のリニアレールに取り付けてある右側の門柱のY軸ビーム取り付け個所がわずかに直角(X軸方向に対して)になっていない。
B. または、Y軸ビームの2本のリニアレールの取り付けが右端側(Y300側)でわずかに平行になっていない。右端側でリニアレールの取り付けが拡がっているか縮んでいるかして、少し下に降りてくる。
でも削ったときに同じ高さになるというのは....? 切削時のエンドミルを押し上げる力で戻される? よくわかりません。
Re: テーブルの平面度? -
Bon 2020/06/24(Wed) 21:22
No.1508
hiroさん、こんばんは
加工結果に問題がないのでこのままにしておこうと思ったんですが、ヒマだったので(いつもですが)朝から今までしなかった測定をしてみました。
投稿させてもらおうと先ほど掲示板を見たらhiroさんのポストがありました。
結論から言うと、hiroさんのAがほぼ当たっていると思います!
朝からやっていた測定結果は次の通りです;
(1) テーブル上のヤンキーバイスにピックテストを保持して動かし、Y軸リニアレールの高さを測定(30〜50mm間隔)
=> Y0をゼロとしてY300にかけて0.06高い、変化はリニア
(2) 同じ方法で、Z軸ベースをY方向に動かしながらピックテストでスピンドル(コレット)先端の高さを測定(30〜50mm間隔)
=> ピックテストの読みにほとんど差異が無く、0.01以内
(3) 下左写真のようにピックテストのレバーをスピンドル中心に近くした場合と、下右のように離れた場合とでストレッチでチェック
=> 左の場合では読みの変化は0.01以内、右ではY300に向かって+0.08程度までリニアに変化
前の投稿で、250辺りから変化すると言ってましたが間違いでした、じわーっと変化していきます
ダイアルゲージは下写真のピックテストのホルダーの位置に付けていたので、数値はほぼ半分でした
これらの結果を受けて、Y軸ビーム(リニアガイド・レール取付面)のテーブルに対する直角度をチェックしてみました。
Y軸送りネジがあって上下のレールを通して測定できないので、Z軸ガイド部の表面で見てみました。
Yゼロに近い位置でスコヤを立てると、下が接触している状態で上が0.05の隙間あり(測定間隔75mm)、Y300に近い位置ではほぼ密着していました。
すなわち、Yゼロに近い方ではスピンドル部がのけぞった形で、Y+方向へ動くに従って前倒れに起きてくるということです。
この変化が上の(3)として表れていますが、(1)とうまく打ち消し合って工具先端では(2)となり、奇跡(!?)のように加工精度が保たれていたということでしょうか。
厳密に計算していませんが、各測定値のオーダーが合っているので納得です。
折を見て、組み直してみようと思います。
みなさん、お騒がせいたしました。
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