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C面取り 投稿者:tsuzuki 投稿日:2020/10/02(Fri) 16:05 No.1577

こんにちは

基本的なことで、今までどうやってたのと聞かれてしまいそうなのですが、
C面取りって正確にやるためにはどうやるんでしょう。
(材料はジュラルミンとか鋼、面取り大きさは0.3とか0.5)

私は穴あき型の面取りカッターを使っていますが、カッターの位置合わせがいつもうまくいきません。
先端はとがっているので材料に傷をつけますし、側方からあてるにしても角にカッターが線で当たるので音を確認するのは非常に
難しいです。
普通のフラットエンドミルなら耳を澄ませて側方からあてていけば音を頼りに0.01以下の精度で位置を決められるとプロの方から
聞いたことがありますが、面取りカッターは点、あるいは線で当たるのでこの音を聞き分けられません。(ただ耳が遠くなっただけなのかも)

部品の裏と表の面取りなど、わずかな差が出ると結構目立ちます。目見当で場当たり的に、こんなものかなと適当にやってきました。

きちっと図面の指示通り、あるいはすべての面取りがきっちり同じになるようにするのはどうするんでしょう。

Re: C面取り - TR   2020/10/02(Fri) 18:08 No.1578
 こんばんは。
 自分は、FUSION360を使って、図面を起こして、MODEを製造に切り替えて切削プログラムを組めば終わりです。
無論、合成写真右の様に刃物の上方もインプットします。
ただ、FUSION360の場合、面取りのやり方は、2通りあるのは知っています。

Re: C面取り - OKA   2020/10/02(Fri) 18:50 No.1579
こんにちは。

例えば、もうすでに6面フライスのかかったものの、C面を取る、という事でしょうか・・? 私もプロがどうしてゼロ点合わせをしている
のか、全然わかりません(笑
ただ、一度だけ、精度が必要なことがあって、コーナーゲージってものを使いました。角に当てて、だいたい45°斜め上くらいに
回転を止めた状態で接触するまで近づける。あとは、サインコサインで計算してZとXを送りました。そこそこの精度が出たと思います苦笑

意味、わかりますでしょうか?説明下手ですみません。

Re: C面取り - TR   2020/10/02(Fri) 20:26 No.1580
>普通のフラットエンドミルなら耳を澄ませて側方からあてていけば音を頼りに0.01以下の精度で位置を決められると

刃物とワークが接触する刹那の事ですか?
であれば、MACHにプログラムを組み込んで、0合わせをしています。
でも、自分の場合、趣味でやっているだけなので、MACHに機能はありますが、滅多にやりません。

Re: C面取り - TR   2020/10/02(Fri) 20:36 No.1581
追記
自分も面倒なので、耳で接触したか否かを判断したりもします。
ケースバイケースです。
Re: C面取り - tsuzuki   2020/10/03(Sat) 11:37 No.1582
TRさん OKAさん 情報ありがとうございます。

>合成写真右の様に刃物の上方もインプットします。


刃物先端がとがっていて高さ合わせが難しいと思うのですが、これはどのようにやっておられるのでしょう。
machは刃物先端が被削物に触った事を感知する機能がついているのでしょうか?
(あちこち見ていると側方に関しては触った事を感知できるようですね。)

私はほとんど手作業なので、拡大鏡を使ったり、厚さのわかっている捨て板を置いてこれに刃先を当てたりとアナログな操作をしています。
C0.2とC0.3ではパッと見わかるくらい差が出てしまうので毎回苦労しています。
Re: C面取り - tsuzuki   2020/10/03(Sat) 11:57 No.1583
ちなみにこんな部品を作っています。
全長は85o、材料はA2024です。
みどり矢印の部分の面取りで苦労しています。

この部品は全体の仕様変更をしたので没になってしまい別のタイプのものを作りなおしています。

Re: C面取り - TR   2020/10/03(Sat) 14:20 No.1584
tsuzukiさんへ

>刃物先端がとがっていて高さ合わせが難しいと思うのですが、これはどのようにやっておられるのでしょう。

FUSION360を使っていないのですか、文字使っていないなら、今からの話は、FUSION360限定の内容です。
左の写真です。
FUSION360の機能の中に、工具編集があります。
クリックすると、写真の様になります。
その中の、項目を任意に数値を変えることができます。
例えば、刃物の選択角度も120度にしたり90にしたりと変えられます。
この数値を弄って実際に使う刃物に合わせます。
合わせたら、あとは、切削プログラムをランできます。
超簡単で、超便利です。


>machは刃物先端が被削物に触った事を感知する機能がついているのでしょうか?
MACHには、写真の様なボタンまでは準備されています。
後は、ボタンにプログラムを入力すれば完了です。
これも、超便利ですよ。
ただ、自分は、趣味なので、滅多にやりません。
気が向いたら、自分の記事もみて下さい。
http://vfr800.web.fc2.com/

Machine Tool〜便利なVBスクリプト それぞれクリックすると自分の記事がみられます。
詳しく書いたつもりです。 


しかし、何の部品ですか、自分には想像もつきません。
軸受けに黄銅を使われているのですか、凄いですね!

Re: C面取り - Nazou   2020/10/03(Sat) 17:31 No.1585
tsuzukiさん、こんばんわです。

私自身、面取りなんてグラインダーですーっと角をなでて終わりとかですし、機
械加工もド素人なので、間違えてたらごめんなさい。

先端が平らになっている面取りカッターを使うのはどうでしょう?
尖ってないので摩耗しませんし、平らなので高さも合わせやすいと思います。

で、使うカッターの「先端径」がちゃんとカタログ値として載っているものを使う
のが前提です。

その上で、面取りするエッジの位置は座標がでている(追加工なら芯出しバーとかで)、
カッターの先端角90度とすれば・・・

@面取りカッターの先端と面取りする上面でZ軸のゼロ点出し。

A面取りするエッジに対して適当にオフセットした位置にパスを設定。
  ※カッターの刃径に対して3〜4割程度。

B[設定したオフセット量] − [面取りカッターの先端半径」分だけZ軸を下げる。
  ※刃径10mmで3.0mmオフセットし、先端径が2.0mmの場合。
    3 - 1 = 2mm → Z:-2.0まで下げる。

この状態でワークのエッジとカッターの刃面がピッタリ一致するはずです。
このままだとなにも削らない(C0)の位置になります。

Cあとは欲しいC面取りの量だけワーク側にオフセットしたパスを設定して切削すれば
 所望のC面取りになる。


以上です。


私はCut2Dを使用していますが、Cut2Dの場合、刃物で「Vビット」を選択して外形切削
パスを生成すると、設定した切込み量だけオフセットされた位置に加工パスが設定され
ます。その上で「公差オフセット」で所望の面取り量を入れてパスをずらせば、所望す
るC面取り加工ができる・・・ということなのだと、私は解釈してます。
Re: C面取り - kenbo   2020/10/03(Sat) 20:35 No.1586
どうもこんばんは。

コンロッドですね。
私はNazouさんと基本的には同じやり方です。
刃物は90°スポットドリルを使用しているので尖っていますが 汗

刃物高さはツールセッターは使わずワークの基準面にt0.5のシム板を置き、刃物を無回転で降して当たりを見て決めます。
誤差は0.05mm程度と思いますが、C面取りで困ったことはありません。
X,Yは治具基準で合わせるので、通常の刃物交換と同じです。
この状態でNazouさんが書かれていた手法で面取りを実施します。
具体的には自分で作るものはC0.3と決めているので、ワークの外周プロファイルから2mmオフセットしたプロファイル上を
ワーク上面から2.3mm刃物高さを下げて走らせれば完了です。

コンロッドの連結部を肉抜きされているので両面加工用の治具をお待ちでしょうし、
刃物高さの取り方も大差ない気がしますのでもしかしたら求めている精度が違いのかも笑
因みに通常のNC工作機械は刃物高さを正確に測れますのでこう言った問題は起こりませんね。
Re: C面取り - Kow   2020/10/03(Sat) 21:51 No.1587
私は先端が平面になっている面取りカッターを使用しています。

スクエアエンドミルでの加工が完了したのち、一枚のアルミ板を加工物の上に置いてそこと接触させる形で
加工物に傷をつけることなく一定の位置に面取りカッターを配置します。

あとは何度か試して(!)その位置からどれくらいおろせばC面の幅がどれくらいになるかのデータを
取っておけば、再現性のあるC面が作れると思います。

・・・こんなので回答になっていますでしょうか?なってない気がします。もっとシビアな精度を求めてらっしゃるような気が・・・

組んでしまえば見えなくなるコンロッドのC面にそこまでの情熱、さすがでございます・・!

Re: C面取り - tsuzuki   2020/10/03(Sat) 22:28 No.1588
皆さん、情報ありがとうございます。


TRさんホームページ見てきました。auto tool zeroに記載がありますね!
ベースマスターは持っているのですが、先端のとがった刃物を押し当てる勇気がわきませんでした。
LEDと厚みのわかったプリセッターを作ろうと思いました。作ったら報告します。

Nazouさん詳しいやり方ありがとうございます。
カッターの先端の位置が把握できればやりかたはNazou さんのおっしゃる通りやればできますね。
そしてTRさんの方法で刃物先端の位置は見つけられるので問題は解決ですね。

kenboさんKowさんありがとうございます。
私も同じやり方にたどり着きそれでトライしました。耳はあまり頼りにならなかった。


>因みに通常のNC工作機械は刃物高さを正確に測れますのでこう言った問題は起こりませんね

これってツールプリセッターとATC付きの機械と言うことですか?こんなの欲しい。

>組んでしまえば見えなくなるコンロッドのC面に

そうなんです。知っているのは自分だけ。中に組み込まれて誰からも見えないんです。
馬鹿だな〜と思いつつ、やらないと気が済まないんです。

部品はこんな形に組みあがるはずなんです。

Re: C面取り - TR   2020/10/04(Sun) 05:20 No.1589
tsuzukiさんへ

>TRさんホームページ見てきました。auto tool zeroに記載がありますね!

見て下さって有難うございます。
注意点があります。
記事にあるプリセッターは古いもので、現在は、改良しました。

スプリングを内蔵していて、Z軸が誤作動をして押し下げ続けられても、スプリングでプリセッターが
ある程度下がるようにしました。


>ベースマスターは持っているのですが、先端のとがった刃物を押し当てる勇気がわきませんでした。
LEDと厚みのわかったプリセッターを作ろうと思いました。作ったら報告します。

自分も、誤作動が怖かったので、前記の様にプリセッターにスプリングを内蔵させました。
そして、LEDですは、
LEDだけでは不足です。
ブザーでも、確認できるようにしてあります。
Re: C面取り - TR   2020/10/04(Sun) 05:22 No.1590
Z軸のセンサーです。

Re: C面取り - kenbo   2020/10/04(Sun) 10:34 No.1591
tsuzukiさん

どうもこんにちは。

>これってツールプリセッターとATC付きの機械と言うことですか?こんなの欲しい。
そうですね。ATCはなくても、BTみたいなツールホルダー式なら工具長補正は可能と思いますがちょっと敷居が高いです汗

>部品はこんな形に組みあがるはずなんです。
このタイプはハーレーしか見た事がないです。
ミニチュアでしょうか?図面も自作でしたら凄いです。
Re: C面取り - Kow   2020/10/04(Sun) 20:32 No.1592
>このタイプはハーレーしか見た事がないです。
>ミニチュアでしょうか?図面も自作でしたら凄いです。

詳しくはtsuzukiさんのサイトにて!
必見ですぞ。

http://modelicengine.la.coocan.jp/harley%20index.html
Re: C面取り - OKA   2020/10/05(Mon) 08:56 No.1594
おおーー私にはレベルの高い話ですねw勉強になります。
ド素人発案をはじめに提示して恥ずかしい限りですww
Re: C面取り - kenbo   2020/10/05(Mon) 15:43 No.1595
tsuzukiさんのHP拝見しました。
ミニチュアエンジンを作られているのは知ってましたが、
ツインカムの図面を模型から起こしているとは知りませんでした。

私には到底真似できません 汗
Re: C面取り - Bon   2020/10/06(Tue) 12:14 No.1597
tsuzukiさん、こんにちは
数日見ていなかったので、遅まきながらですが ...

私は面取りには先端角90度のリーディングドリル(OSG NC-LDS 4x90 など)を使って、先端径(適当!)を外径としてVCarveProのツールリストに登録しています。
例えば、φ4のリーディングドリルでは外径1.1mmにしてワーク輪郭の外形ツールパスを作ります。
Z−0.54でエッジに接触するので切り込みをZ−0.84にすればC0.3になります。
Zゼロからエッジに接触するまでの距離は端材で実測しました。

取り外したワークは芯出しが面倒ですが、輪郭加工に続いてやれば正確です。

Zゼロは、Screenset 2010に組み込まれている機能(ToolChange)でセンサ部の厚さを設定しています。(標準の1024.setでどうするのかはわかりません)

写真のように使っていますが、最初はTRさんのように逃げが必要と思っていたので心配でしたが、うまくいっています。
DSUB25のピン13を Mach3 Ports&Pins => Input Signals => Probe (Active Low)に設定して、写真の黒色クリップにつなげてあります。
Screen2010を普及(!)させようとしていますが、日本にはほとんどおられないようであまり役に立たない情報ですね。
http://www.thecncwoodworker.com/2010.html

上のサイトではUCCNC用のスクリーンセットもあり、オーナーのGer21さんはMach3のフォーラムでもよく投稿しておられます。

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